飲んで騒いで奪われて!?

今回も、NANA&七瀬くんが鷹宰に通っているという設定のもとで話が展開します〜。
どうにも、この設定が話を作りやすいので…。






「飲んで騒いで奪われて!?」



「シートも敷き終わったし、花見団子も出揃った。
おっしゃみんな、座れ座れ。早速、始めるぞ〜!!」
日曜日の昼下がり。
暖かな日差しの中、太陽の大きな声が静かな公園に響き渡る。
今俺たちがいるのは、隣町の小さな公園。
『両界(りょうかい)公園』って名前の、
桜がそりゃもう見事に綺麗な公園だ。
ちなみにこの名前、
この町と、さらに隣の町との境界線にあるからこんな名前がつけられたそうだ。
で、今回の花見のメンバーは、
俺、太陽、光、美月、澪ちゃん、若菜ちゃん、NANA、七瀬。
鷹宰に通ってて仲のいい連中だけで
お花見をしようということになったのだが、
ライムはちょっと用事があるとかで来ていない。
俺としてはその方が静かでいいんだが。
本当は、美月が新聞部の記事で桜の特集をしたいと言ったからで、
新聞部である俺、美月、NANA、七瀬の4人で来るはずだったのに。
どこから話題が広まったのか、いつものメンバーが揃うハメになってしまったのだ。
「ジャンジャジャ〜ン!!」
太陽が、クーラーボックスからビンを数本取り出した。
そのビンには、何やら『BEER』という英単語が綴られている。
「NANA、あれは何て読むんだ?」
「えっと…『ビール』。」
NANAの一言で、場の空気が一瞬にして止まってしまった。
「太陽、君は一体何を考えて…。」
「本当ね。信じられないわ。」
「そ、そうよね、いくらなんでもビールは…。」
「うん、ボクもそう思う。」
「うぐっ…なんて真面目な反応…。」
ビール瓶を持ったまま、太陽は硬直してしまった。
どうやら本人は、もっと楽しい反応を予想していたらしい。
しかし、いきなりのビールの登場にはさすがの恋人も
反応しきれずにいるようで、
若菜ちゃんの顔も少しひきつっているようだ。
「た、太陽くん、それはさすがにまずいんじゃ…。」
「わ、若菜ちゃん…。」
「そうそう、若菜の言うとおりよ。まったく何考えてるんだかね〜。」
「くっ…こ、こうなったら!」
やけになった太陽は栓抜きで一気にビンのふたをあけ、
下においてあったグラスに一気に注ぎ始める。





トクッ、トクッ、といい音を出しながら注ぎ込まれるビール。
宣伝なんかでよく見かけるが、確かにこれは美味しそうに見えるな。
「ふっふっふ…後悔するなよ〜。」
一番最後に不満を言ってきた美月の眼前で、
太陽がビールを勢いよく飲み始める。
ゴクッ、ゴクッとこれまた美味しそうな音をたて、
ビールが太陽の喉を流れていく。
「プハアアアアッ!!うまいっ!これぞ大人の味ってやつだよな〜!」
「うっ…。」
太陽があまりにも美味しそうに飲むもんだから、
美月の目線がどことなく泳ぎ始めてしまった。
太陽を見たり、ビール瓶を見たり…。
これじゃあ太陽の思うツボってやつだよな。
「どうだ、美月ちゃん。うまそうだったろ?
ほら、美月ちゃんも一杯どうだ?」
グイッと、美月の眼前にビール瓶を突きつける。
もちろん、グラスも忘れずに。
「う、うう…あ、あたしは…。」
「どれ、じゃあもう一杯…。」
グラスにビールを注ぎ、そしてそのまま一気に飲み干す。
しかも、さっきよりもさらに美味しそうに。
「プハアッ!!うまい、うますぎる!!
さすが大人の味だな。美月ちゃんみたいな子供にはまだ早かったかな?」
これにはさすがの美月も我慢できなかったのか、
恨めしそうに太陽を睨みつける。
「あ、あたしが子供ですって?
フフン、何を言い出すかと思えば…。
いいわよ、飲んであげるわよ。何よ、ビールくらい…。」
そう言って、美月は太陽から新しいグラスと
ビール瓶を受け取り、そのままグラスについでいく。
「美月、あんまり無茶すんなよ?」
「大丈夫よこれくらい!!」
火に油を注いでしまったのか、
美月は満タンに注がれたグラスをスッとその口に運び、
細いのどを激しく上下させながらビールをすべて飲んでしまった。
あ〜あ、こりゃあ後が大変だな…。





「あはは、どう?あたしって結構強いれしょ〜?」
一回飲んだ後、調子に乗ってかれこれ3回ほどおかわりした美月。
普通サイズのグラスとはいえ、未成年の美月にはきつかったか、
お花見開始直後にして、すでに出来上がってしまっているようだ。
ロレツが回ってない時点で結構笑える。
「ね、ねぇ慎吾くん…美月ちゃん、もうダメっぽいよ。」
隣に座っているNANAが、俺の耳元でヒソヒソと呟く。
その手にはしっかりと太陽から渡されたグラスが握られている。
NANAも実は2杯ほど飲んでいるのだ。
まぁ…顔が赤くなってはいるものの、まだ美月ほど出来上がっていないみたいだけど。
「ああ、まぁ大丈夫だろう…。」
確信がないものの、こうでも言っておかないとNANAが不安がっちまうからな。
不安を取り除いてあげるのも、彼氏の仕事ってやつだ。
「ねぇ慎吾くん、本当に大丈夫なの?
何か、伊集院くんが絡まれてるみたいだけど…。」
そう言って七瀬が指差すそこには、
太陽に後ろから羽交い絞めにされ、
美月にラッパ飲みを強要されている光の姿があった。
「や、やめたまえ美月さん!!太陽、きみも離したまえ!」
「ふっふっふ、伊集院くんも飲みまひょ〜ね〜。」
少量しか残っていないとはいえ、ビール瓶を口に入れられ
そのまま喉に流し込まれていく光。
こりゃあ、こいつもすぐに出来上がっちまうな…。
「…俺にはどうすることもできん。」
「う、うん…ボクもさすがにあの中には入れないよ。」
そう言いつつ、七瀬は手に持っていたグラスを口に運ぶ。
もちろん中身は太陽持参のビール…。
まわりをよく見てみると、全員その手にはビール入りのグラスを持っていた。
もちろん、澪ちゃんも何杯か飲んでいるらしく、
顔がすでに朱に染まってきている。
…飲んでないのは俺だけか。
っていうか、若菜ちゃんの前に転がっているビール瓶…あれは何だろうか?
2本ほど転がってる上に、若菜ちゃんが今一本手に持ってグラスについでるんだが。
太陽が最初に飲んだ分と美月が飲んだ分、そして光がラッパ飲みしてる分、それで一本。
NANAや七瀬、澪ちゃんが飲んでるのが一本。
当然それらはまだからっぽになってない。
じゃあ若菜ちゃんの前にころがってる空き瓶は一体なんだ?
「あの、若菜ちゃん…その瓶は?」
「あ…えっと…ご、ごめんなさい…おいしかったからつい…。」
「…もしかして一人で?」
「は、はい…ごめんなさい…。」
「いや、謝らなくていいんだけどさ。顔色、変わってないね…。」
「そうみたいですね…まだまだいけそうなんですけど…。」
強すぎる…顔色一つ変えず2本も飲むなんて。
「須藤さんも、結構強いですよね。ちょっと顔が赤くなってるけど。」
「本当だ、澪ちゃんもう3杯ほど飲んでるよね?」
「え、ええそうね…あら、貴方全然飲んでいないんじゃないの?」
「え、いや…。」
これをヤブヘビって言うんだろうか。
「あら、飲んでらいの〜?ダメよ、飲まらいと〜。」
ユラ〜リと、美月が俺に近づいてくる。
足元がおぼつかないのがちょっと危なっかしい。
しかもその手にはビール瓶をしっかりと握ってやがる。
これは…やはり俺にビールを勧めてくるつもりだろうか。
橘 慎吾、人生始まって以来の大ピンチか!?





「ほら慎吾、グイッといこう、グイッと!!」
「美月、俺、酒はちょっと…それにほら、グラス一杯に残ってるからさ。」
俺は美月に、手に持っていたグラスを見せつける。
「ん〜?しょ〜がないわね、お姉さんに貸してごらんなさい。」
そう言って美月は俺の手から強引にグラスを奪い取り、
左手を細い腰に当て、そのまま自分の口へと運んでいく。
「ングッ、ングッ…プハアッ!うまいんだなコレが!」
親父くさい。が、こういうのも何か可愛いな。
女の子の特権っていうか、何ていうか。
絶対俺や太陽がこんな仕草やっても可愛げないんだろうな。
「ん〜、何よ?」
嗚呼、目つきまで悪くなって…目が完全に座ってるよ。
「ほら、持って。ついだげるから。」
「いや、俺は…。」
一応からっぽになったグラスは返してもらったものの、
さすがに飲むわけにはいかない。
「何よ…あんた──」
やばい。
この現状から言って、次に出てくる言葉は当然──
「──あんた、あたしの酒が飲めらいっての〜!?」
キタ―――――――(・∀・)―――――――!!
あの、『酒の席で言われたくない言葉BEST100』
で常に上位に位置するといわれるあの名(迷)ゼリフ…。
「ち、違う…お前の酒が飲めないとか言ってるんじゃなくてだな。」
「じゃあ飲みらさいよ〜!!」
「だから、俺まで飲んだらこの後が大変だろ?」
「いいから飲みらさいよ〜!」
ぬぅ、このままじゃ埒が明かないな。
ん…しょうがない、飲んでやるか。
「クッ…わかったよ。」
「よしよし、いい子ね。」
美月が俺の頭を撫でる。
ウッ…小さくて柔らかい手…。
って何考えてるんだ俺は、NANAがいるってのに。
でも、普段の美月はこんなことしないからな…こう素直な行動をとられると…。
などと、ちょっと照れてる間に美月は俺のグラスにビールをついでいく。
「はい、一気、一気!!」
「お前…。」
笑顔で一気飲みを勧めてくる美月。
しかし、さすがに一気飲みはやらないほうがいいだろうと思い、
少しずつ喉に流すことにした。
ゴクッ、ゴクッと音を立てながら、ビールが俺の胃袋へと流れ込んでいく。
うん、悪くはないな。
というか、苦いけどそれなりにうまいんじゃないだろうか?
「あんたも結構いける口じゃない。ほら、もう一杯。」
「あ、ああ…。」
全部飲み終わるか終わらないかって時に、
美月は俺のグラスにまたビールをついでいく。
が、その顔はどこか妙な笑みを浮かべているようにも見える。





「ふふ〜ん…あんた、今あたしが飲んだ後に飲んだでしょ〜?」
「あ、ああ。それがどうかしたのか?」
美月はニイ〜ッと笑い、俺の眼前に自分の小さな顔を近づけてくる。
「か・ん・せ・つ・キッス♪」
ハウッ!?
な、な、な…っ!?
「なに言ってんだお前は〜!?」
「あら照れてんの?か〜わいい〜♪」
そう言って美月は俺の頬を細っこい指でツンツンと突いてくる。
普段とはまるっきり別人だよ、こいつ。
「ど〜せ七海といっつもいちゃついてるんでしょ?
すでに最後までやっちゃってるんでしょうに、
今更そんな間接キスくらいであせっちゃって…。ウブよね〜。」
「だ〜〜〜〜っ!!
お前、何を適当なことをべらべらと!!
俺は男子寮、NANAは女子寮。
一緒にいられるのは部活のときくらいだろうが!」
くそ、タチが悪いなこいつ。
酒ってのは本当に恐ろしいもんだ…。
「ったく、いい加減にしろよな。」
俺が美月を睨んでいると、グイグイと七瀬が俺の袖を引っ張ってきた。
顔、すでに真っ赤だぞ…もしかして俺が美月と
いろいろ騒いでるときも飲み続けてたのか?
「…どうした七瀬?」
袖を持ったまま、ジーッと上目遣いで見上げてくる七瀬。
う〜ん、NANAと瓜二つなだけに可愛いもんだ。
「…えへへ〜。」
ニコッと笑って、ちっちゃな顔を近づけてくる七瀬。
…まさか。





チュッ。
と軽い音とともに、俺の唇に何やら柔らかいものが…。
「ンッ…。」
どこか色っぽい声。
間違いない、七瀬の声だ。
ってか…
何で俺の唇を七瀬が奪ってやがるんだ!!?
「ン〜ン〜ン〜!!!」
必死にはがそうとするが、七瀬はグイグイと強引に俺を押し倒そうとする。
ダメだ…すげえいい香り…
それに女の子みたいに華奢な体…
どうしてもNANAとだぶっちまう。
『パシャッ!!』
「…撮っちゃった。」
!!?
美月、お前まさか!?
「ン…ハアッ。」
俺が力づくで引き剥がしてやろうと思ったその時。
七瀬からゆっくりと離れていった。
…安心したような、ちょっと残念なような…
って何考えてんだ俺は、やっぱ酒のせいか?
「えへへ〜、美月さんと間接キス♪それに、慎吾くんの唇も奪っちゃった♪」
ああ、笑顔が痛い…
これが七瀬じゃなくて太陽とかだったら、まず間違いなくぶん殴ってやるところなのに。
こんなにも可愛くて眩しい笑顔向けられちゃあなぁ。
と、今はそれどころじゃない。
「おい美月、お前まさか…?」
「ん〜?」
「『ん〜?』じゃねぇよ、お前撮っただろ?」
「何を?」
「あのな…さっき言っただろ、『撮っちゃった』って。」
「あはは、バレちゃってた?そうなのよね〜、撮っちゃったのよ、
あんたが七瀬くん『の』唇奪っちゃったと・こ・ろ♪」
「ば、ばっきゃろー!!俺が七瀬『に』奪われたんだよ!!」
俺の怒声を聞いて、若菜ちゃんと澪ちゃんと、なぜか七瀬の頬がポッと赤くなる。
いや、澪ちゃんは初めからちょっと赤かったが。
っていうか何で七瀬まで…。
「いいじゃない、相手が可愛いんだから。」
「よくねぇよ!!」
「何よ、小さい男ねぇ。」
クッ…酒の入ってるヤツに何言っても無駄か。
…ん?
何か視線を感じる。
視線が気になって、俺が振り向いた先には、
酒で顔を真っ赤にしたNANAが座っていた。
あれから一体何杯飲んだんだ?
「な、NANA!?違うんだ、俺が奪ったんじゃなくて、七瀬が…。」
「ん〜…。」
NANAは、俺を見上げながら何やら考え事をしているらしい。
何でだろう、嫌な予感がするのは…。






「な〜な〜せ♪」
「ん?な〜に、姉さん?」
七瀬がNANAの方を振り向いた途端、
NANAは七瀬の唇に自分の唇を重ねる。
…え?
「ンッ…ンンッ…。」
「ム…ムグッ…ン…。」
な、なんて熱いキスだ。
可愛い男女の双子がキス…結構、いいかも。
『パシャッ、パシャッ!!』
「美月!?」
「また撮っちゃった。」
「うわぁ…2人とも、すごい大胆。ね、須藤さん。」
「ええ、これは特ダネね。」
2人ともなぜかクールに傍観を決め込んでしまっているようだ。
「ほら太陽くん、すごいよ。」
「若菜ちゃん!?」
若菜ちゃんが、太陽に2人を見るように勧め始めてしまった。
が…。
「ん〜…むにゃむにゃ…。」
太陽と光はすでに出来上がったのを通り越して寝てしまっているようだ。
何とも幸せそうで、すげぇムカツク。
「あ、寝ちゃってる。…そうだ。」
若菜ちゃんは、ゆっくりと寝ている太陽に近づき、
そのまま太陽の頭を持ち上げて自分の柔らかそうな太ももへと運んでいく。
いわゆる膝枕ってやつだ。
ウ〜ン、本当に幸せなヤツめ。
と、そうだ、NANAたちはどうなった?
「ンッ…フゥ。」
俺が振り向いたその時、NANAが七瀬からゆっくりと離れていった。
「あ…姉さん…。」
「フフッ、慎吾くんと間接キス♪」
「NANA、それは間接キスとは言わないぞ。
単に七瀬とキスしただけだろう。」
俺がため息を吐くと同時に、NANAはニッコリと俺に微笑みかけてきた。
やっぱNANAの笑顔は可愛いなぁ…。
「姉さん、今日は一段と激しいキスだったよ…。」
「うふふ、あなたも結構激しかったわよ。」
なんて会話…いくら酔ってるからってそんな…。
「ちょっと今の聞いた!?すごい問題発言よ!!」
美月、お前ってヤツは…。
いくらなんでも本気にすることはないだろうに。
「…えへへ〜。」
「…ふふふっ。」
七瀬とNANAが、美月の方へと向き直って何やら笑みを浮かべている。
やっぱ、この展開からして──





「み〜づきちゃ〜ん♪」
「美月さ〜ん♪」
「ええっ!?ちょっと待ってよ!!」
俺の予想通り、NANA&七瀬の2人は美月の唇求め動き始めた。
もう、俺じゃあどうにもならん…。
「ちょっ…い、いや〜〜〜〜っ!!!」
襲い来る双子の魔の手から逃れようと必死にもがく美月。
しかし酒が裏目に出たのか、足元がおぼつかず思うように動けない。
どうやらこの双子、酒を飲んだらキス魔になるようだな。
「あ、こっちにもいる〜♪」
NANAはクルッと横に向き直り、若菜ちゃんと澪ちゃんを発見してしまった。
どうやら美月は七瀬にまかせるようだ。
「え、ええっ!?」
「ちょっと…冗談でしょう!?」
「若菜ちゃ〜ん、澪さ〜ん♪」
『い、いや〜!!』
太陽と光はどうやら2人の眼中にないらしいし…。
…う〜ん、それにしても、酒恐るべしだ。





END




おまけ





「あら、今日は神崎くんと川崎くん、伊集院くんまでお休み?
橘くん、何か聞いてないかしら?」
「何か、頭が痛いらしくて…。」
「そう…風邪かしら?」
「…ええ、多分…風邪…だと思います。」
本当のことなんて言えやしない。
『二日酔いなんです』なんて、言ったその場であいつら退学だもんな。
NANAも美月も澪ちゃんも二日酔いで休みだっていうし…。
いや、案外NANAと七瀬に唇奪われたショックってのもあるかもしれないな…。
あ、でも若菜ちゃんはピンピンしてたな。
…記憶が飛んでたらしいけど…。



〜終わり♪〜




NANA&七瀬「よい子のみんな、お酒は20歳になってからだよ♪」



お酒は20歳になってから♪
20歳になっても、記憶が飛ぶくらいに飲んじゃダメですよ〜。(経験者は語るw)
克雪様